皮下脂肪と内臓脂肪の違いについて解説
皮下脂肪って一度ついてしまうとなかなか落ちないですよね。
皮下脂肪がついていると、お腹がたるんで見えますし。さらに厄介なのは、内臓脂肪と違って皮下脂肪は落ちにくいという特徴がございます。
本日は、そんな皮下脂肪の落とし方や内臓脂肪と皮下脂肪の違いについて物凄く簡単に解説いたします。
皮下脂肪とは、皮膚のすぐ内側につく脂肪のことです。お腹、お尻、太もも、二の腕など全身のあらゆる場所につくので体型に表れやすい、ダイエットにおける敵は皮下脂肪です。
そんな皮下脂肪にも機能はあります。外部からのクッションの役割や、寒さに備える役割など身体を維持するために必要不可欠な存在なのです。
しかし、食べ過ぎや運動不足によって、皮下脂肪に脂肪が過剰に蓄積します。これが肥満の原因になります。
肥満になってしまうと、膝や腰に負担がかかって怪我の原因になりますので、脂肪の溜めすぎには気をつけましょう。
2つの脂肪は増える原因が違う
先ほども申し上げましたが、皮下脂肪がつくのは食べ過ぎと運動不足が原因です。
内臓脂肪がつくのは、偏った食生活が主な原因となります。ファーストフードやジャンクフードなどの不健康な食事や、お酒の飲み過ぎが主な原因です。
偏った食生活を続けることによって、栄養バランスが崩れてしまって内臓脂肪が蓄積されます。
皮下脂肪は単純な食べ過ぎ、内臓脂肪は偏った食生活が原因となります。
男女で異なる、脂肪のつきやすさ
脂肪のつきやすさが男女には違いがあります。
女性は妊娠した時に、赤ちゃんを育てる子宮を守る必要があるため、皮下脂肪がつきやすいと言われております。
男性は内臓脂肪がつきやすいと考えられています。
内臓脂肪は燃焼しやすいため、活動のためのエネルギーへと変換されやすいです。したがって、力仕事などで身体を動かす機会が多い男性は、活動するためのエネルギーへと変換されやすい内臓脂肪がつきやすい体になっています。
内臓脂肪の方が落ちやすい
脂肪を落とすためにダイエットを始めると、先に内臓脂肪から落ちていきます。
内臓脂肪が落ちた次は、皮下脂肪が落ちます。最初に燃焼されるのは腕やふくらはぎ、最後に落ちるのが腰周りやお腹周りになります。
この脂肪が落ちていく順番にも理由があります。皮下脂肪が最後に落ちるのは、体温の意地や外の衝撃から内臓を保護する働きがあるため、生命維持活動の上での優先度が高いからです。
内臓脂肪が優先的に落ちていくのは、身体を保護する役割が無いためです。そのため、ダイエットや筋トレをした際に生命維持活動の上で優先度が低い内臓脂肪から落ちていきます。
2つの脂肪の簡単な見分け方
内臓脂肪と皮下脂肪で脂肪のつき方が違ってきます。
手のひら全体を使って脂肪を摘んだ際に、つまめる厚みがほとんどなければ、内臓脂肪の可能性が高いです。
内臓脂肪は、お腹の内側につくため直接手でつまむことができません。ビール腹のようにぽっこり出ているお腹は、内臓脂肪が溜まっている証拠です。体内についている脂肪が外に向かって押し出すように溜まっていくので、お腹が膨らんでパンパンに張った見た目になります。
逆に、手でつまめるのであれば、皮下脂肪の可能性が高いです。
皮下脂肪は、皮膚のすぐ下についているため簡単につまむことができます。また、お腹の皮膚がたるんで下がったような形になりやすいです。
皮下脂肪を落とすには食事管理が必須
ダイエットの際には運動も大事ですが、それよりも食事内容の見直しが大切です。
自分の消費カロリーよりも摂取カロリーが上回ってしまうと、食べ過ぎとなって皮下脂肪が増える原因になってしまいます。
それを避けるためにも、普段食べている物を見直して改善していきましょう。
簡単に意識できるところからだと、パンや麺類に含まれる糖質の量です。
一日の食事において大体何グラムの糖質を口に把握することが大切です。
しかし、毎回糖質の量を計算していてはストレスが溜まってしまい、なかなか食事管理が続きません。ダイエッ成功のためには食事管理が大前提ですが、運動を継続して理想のカラダを作るには筋トレを行うことを筆者はオススメ致します。筋トレから行うべき理由は前回の投稿にてご説明しておりますのでご覧いただけますと幸いです。とはいえ、まずはバターやラーメン、お菓子など糖質がたくさん含まれるものを控えてみましょう。
まとめ
・目に見える脂肪は皮下脂肪で落ちにくい
・目に見えない脂肪は内臓脂肪で落ちやすい
・皮下脂肪を落とすには食事管理と運動が効果的