ボディビルダーやモデルがサツマイモを選ぶ理由
YouTuberの方や、モデルのお仕事をされている方がサツマイモを食べている様子をご覧になったことはございますか?
今回はサツマイモが今日において脚光を浴びている理由をご説明致します。また、実際に食事に取り入れるなら、どれくらい食べたら良いかについても言及して参ります。
さつまいもに含まれる4つの栄養とその効果
1、健康や美容に良いビタミンC
さつまいも100g(約1/2本)あたりに約25mgのビタミンCが含まれています。1日に推奨されるビタミンC摂取量が100mgなので、さつまいも100gで1/4を摂取することができます。
ビタミンCは体内でコラーゲンを合成するために必須となる栄養素です。
ビタミンCを摂取して、体内でコラーゲンを合成することによって皮膚や血管を丈夫に保ってくれたり、肌にハリを持たせたりシミを予防する美容作用もあります。
それだけでなく、ビタミンCが不足してしまうと疲労感を感じたり、免疫力の低下も起こしてしまいます。
ビタミンCを摂取することによって、健康や美容に良い効果がもたらされるのです。
2、整腸作用のある食物繊維
食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類があります。
さつまいもに含まれているのは、セルロースという水に溶けにくい不溶性食物繊維です。
この不溶性食物繊維は、消化されずに大腸まで届いて、腸内の水分を吸収してウンチの量を増やします。
ウンチが増えると、腸のぜん動運動が活発になり、排便が促進されます。
この作用によって腸内環境が整えられます。
3、便秘に効果的なヤラピン
ヤラピンという聴き馴染みの無い栄養素は、さつまいも特有の栄養素になります。
試しにさつまいもを包丁で切ってみてください。その時に出てくる白い液体がヤラピンと呼ばれる物です。
このヤラピンには腸の働きをよくして、便を柔らかくする効果があります。
便秘にはもってこいの効果ですね。
4、カリウムによるむくみ解消
むくみは、体内に余分な水分が溜まってしまうことが原因で発生します。
このむくみの原因は、塩分の取りすぎによって体内のナトリウム濃度が濃くなることにあります。
さつまいもに含まれているカリウムには、この濃度が濃くなり余分になったナトリウムを体外に排出してくれる効果があります。
よって、さつまいもを食べるとむくみ解消効果が期待できます。
さつまいもで痩せる! 実践編
さつまいもの健康・美容効果はご紹介できたので、次はサツマイモをダイエットにおいてどのように取り入れるか!実践編です。
1、ご飯の代わりにさつまいも
ご飯150gあたりには約250kcal含まれていますが、さつまいも150gには約190kcal程度のカロリーしか含まれていないので、約60kcalのカロリーカットができます。
とはいえ、食べ過ぎればカロリー過多で太ってしまうので、1食150g(1/2本)を目安にしましょう。
ここで要注意なのは、お芋ダイエットだ!と意気込んでお芋ばっかり食べることです。昨今、テレビやYouTubeでは何かと一つの食材だけで痩せようとしてしまいます。
このような動画や記事は、あくまでもエンターテイメントとして筆者は理解しています。健康的なダイエットの基礎はバランスの良い食事です。お芋だけを食べるのではなく、お肉、魚、米、野菜、米、乳製品、豆、海藻などバランスよく食べましょう。したがって、朝食の炭水化物としてサツマイモをとり入れたり、夜ご飯の白米の代わりにサツマイモを食べたりするのがオススメです。これならサツマイモの味に飽きにくくなります
2、皮も食べる
さつまいもを食べるときは、皮を捨てずに食べるのがおすすめです。
さつまいも特有の成分として紹介したヤラピンは、皮と身の間に多く含まれます。
なので、皮を捨てるということはこのヤラピンを捨ててしまうのと同じなので、かなりもったいないです!
皮もしっかり食べるようにして、さつまいもの栄養を余すことなく摂取するようにしましょう。
3、調理方法はレンジで加熱が現実的
さつまいもには色々な調理方法がありますが、一番簡単な「レンジで加熱」がおすすめです。
深めのお皿にサツマイモ半分と、水を大さじ2程度入れてラップをする。600wで2〜3分で完成です。
ダイエット成功のため一番大切な事は継続する事ですので、簡単な調理方法がオススメです。
また、最近は通販などですごく美味しいお芋がパウチに入っていて、長期保存もできて甘くて美味しい商品もございます。
コストを考えると、スーパーでサツマイモを購入してレンジで加熱がオススメですがが、もっと楽に甘いお芋を食べたい!という方はパウチ商品もお試しくださいませ。
まとめ
・豊富なビタミンCで美容に良い
・食物繊維が豊富で、腸内環境を良くしてくれる
・サツマイモばっかりではなく、食卓の一部として取り入れる
ここまでダイエットの味方、サツマイモが優秀であることを述べて参りました。これならボディビルダーの選手やモデルの方が積極的に召し上がるのも納得ですね。
筆者は、2〜3年前に、移動販売の焼き芋の匂いに誘われてついつい買っちゃったことがあります。熱くて3秒も持っていられない焼き芋を急いで2つにパカッと割ると、ゆるゆると立ち昇る湯気。確か安納芋だったと思うのですが、あまりの甘さ、ホクホクっぷりに驚嘆したのを覚えています。なんだか、お腹が減ってきましたね(笑)